iPhone16シリーズの購入を検討している方は多いと思いますが、購入前にぜひ知っていただきたい、購入しなくても良い理由または購入を再検討すべき理由をいくつかご紹介します。
スペック編
劇的な性能向上は期待できない・ニーズ低下
カメラ性能
カメラレンズやセンサー、画像処理能力は年々向上しています。
ですが、多くのユーザーは現在のiPhoneのカメラ性能で十分満足しており、肉眼ではわからない程の画質の変化を必要とするなどの写真や動画撮影への強いこだわりがない場合、さらなる性能向上を求められません。
バッテリー
性能を向上させると、バッテリー消費・容量にも少なからず影響を与えることも考えられます。
インターフェース
ずっと待望されていたUSB-CポートがiPhone15シリーズでついに搭載されました。
これは近年で最も大きなハードウェアアップデートだったので、インターフェース周りでこれを超えるようなアップデートはしばらく無いのではないでしょうか。
注目の生成AI機能も日本向けには不十分
iOS18にはAppleの生成AI機能「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」が搭載されます。
しかし、一部機能は今後のソフトウェアアップデートで段階的に追加されていくものもあり、事前に紹介されていた全ての機能が使えるのはしばらく先になります。
またこれとは別に、欧米エリアのみ先行利用できる機能もあり、日本ではまだ利用できないものもいくつかあります。
別記事にまとめているので、そちらもご覧ください。
日本で全ての機能を利用できる頃(2025年初め〜春頃)には、次のiPhoneシリーズの情報も徐々に出始め、半年待てば登場する時期になっているかもしれないですね。
余談ですが、2022年のiOS16で登場した衛星経由の緊急SOS機能も日本国内では2024年7月から利用可能となりました。
社会情勢編
深刻な円安影響
2024年に入り、1ドル160円超えとなった時が何度かありました。当記事執筆時点でも為替市場は短期間で乱高下しています。
iPhone13以降について、発売開始時のApple Storeでの価格とドル円の為替レートをまとめました。
米国価格 | 日本価格 | 為替レート($1) | |
iPhone13(128GB) | $799 | ¥98,800 | ¥123.7 |
iPhone14(128GB) | $799 | ¥119,800 | ¥149.8 |
iPhone15(128GB) | $799 | ¥124,800 | ¥156.2 |
Apple Vision Pro(256GB) | $3,499 | ¥599,800 | ¥171.4 |
米国では本体価格は毎年同額ですが、日本では毎年値上がりしている状況です。
2024年に日本でも発売開始されたApple Vision Proは驚くべきことに1ドル約171円で換算されています。
同年に登場するiPhone16が米国では価格据え置きでも、同じ為替レートだと約136,949円となります。
過去同様に下3桁を800円に揃えると、136,800円となるのではないでしょうか。
これでもストレージ最少モデルなので、256GBやProシリーズではさらに高額となりそうです。
まとめ
中古や前モデルでも十分な性能
iPhone14や15でも十分な性能を発揮できる場合もあり、中古品であればよりお得に購入できます。
また、毎年新モデル発売と同時に前モデルが値下げされるのでこちらも狙い目です。
どの機能を主に使うかを検討
どのような機能を使うのかを具体的に考え、iPhone16にしかない、どうしても欲しい機能があるのかどうかを検討することをお勧めします。
予算と相談
最新モデルは魅力的ですが、必ずしも購入する必要があるわけではありません。ご自身のニーズや予算に合わせて、慎重に検討することをおすすめします。
最終的な判断はご自身でご検討されると思いますが、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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